3月13日、札幌市大倉山ジャンプ競技場内のナショナルトレーニングセンターで、チームJAPAN at Home所属の鈴木翔選手と渡瀬あゆみ選手のトレーニングサポートを行いました。
5日後の18日が国内最終戦ということで、この1年間トレーニングしてきた動作をいかにジャンプ動作としてアウトプット出来るようにするか、今回の課題でした。
特に今回はスクワット動作とヒップヒンジ動作の融合とその動作量のバランスコントロールに集中してトレーニングしてもらいました。
スクワット動作は股関節と膝関節の伸展動作、ヒップヒンジは股関節の伸展動作のみです。多くの日本人は股関節の伸展動作の度合いが低く、膝関節の伸展動作の度合いが多いと思います。従って骨盤が前に出ていかず、重心が前に移動してこない。
さらに陸上でジャンプ動作を行うと、飛ぶ際に早く膝関節を伸展しまっているので、重心の前後移動の幅が減ってしまっていることも分かってきました。
ヒップヒンジ動作については、かなりトレーニングした来ているので、スクワット動作の中で膝関節の伸展動作を極力抑えてヒップヒンジ動作量を増やし、さらにスキー滑走に見立てたローラー上で、トレーニングしてきた動作が行えれば、実際の雪上パフォーマンスアップに繋がるはずです。
今回のトレーニングでは、かなりパフォーマンスは変わって来て、股関節の伸展動作量も多く出来るようになり、実際のジャンプの高さ、フォームの安定性に改善が見られました。
実際のジャンプを練習出来る回数はかなり限られて来ていますが、何とか今回トレーニングした動作を自分のモノにして、雪上パフォーマンスに繋げて欲しいと思います。
#大倉山ジャンプ競技場
#JAPAN at Home
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)