アドバイザーを務めているセサミスポーツクラブ様の新入社員研修も今回で折り返し。
今日はスポーツサイエンスをメインに、エネルギー代謝やエアロビックトレーニングの強度設定、機能解剖に即したマシントレーニングのフォームチェックを中心にレクチャーしました。
新入社員に最高心拍数の計算を確認したところ、それぞれ別々の大学や専門学校出身でしたが3名とも「220-年齢」と答えました。実は最高心拍数の計算式ってかなり色々存在します。現在、スポーツ界で使われているのは「208-0.7✕年齢」が多いかと思います。エアロバイクといえば「コンビ」が有名ですが、「EZ102」という機種では「男性:220-年齢、女性:210-年齢」と男女で異なります。同じコンビの「エアロバイク800」だと、「男性:209-0.69✕年齢、女性:205-0.75✕年齢」という計算式が利用されています。
実は心拍数というのはかなり個人差があり、計算式もかなり色々存在するのです。「206.3 – 0.711✕年齢(University of Missouri-Columbia)」「217 – 0.85 x Age(Indiana University)」「男性:202 – 0.55✕年齢、女性:216 – 1.09✕年齢(University in Liverpool)」など、様々です。どれが一番正確なのか、ということが重要なのではなく、これだけ「個別性」が強く出る要素なんだ、ということを知った上で、計算して会員様にアドバイスしていく、ということが重要だということです。因みに20歳でこれらの計算式で最大心拍数を計算すると、10拍も差がありました。
今日は計算する場面が多かったのですが、目標体脂肪率や脂肪量、消費カロリーなどの計算についても3人共、少々手こずっていました。最終試験では電卓持ち込み可の計算問題もあるので、タイムアウトにならないように練習してほしいと思います。
セサミスポーツクラブ三鷹
https://www.cesame.co.jp/mitaka/
S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一
※トレーナー・インストラクター向けの研修履歴はこちらをご参照下さい。
https://www.s-challenge.com/smr_lec/
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)