S-CHALLENGEトレーニングメソッド
「機能」と「動作」を鍛える!
エスチャレンジのトレーニングは、トレーニングの成果をスポーツパフォーマンスに結びつけるために、カラダの機能性を高めたり、動作の連鎖性や正確性を高めるトレーニングを重視しています。
もちろん、傷害予防や全面的なパフォーマンスアップのために、ベースとなるカラダを作るトレーニング=フィジカルトレーニングは非常に大切です。特にジュニア選手は成長期でもあるため、選手としてのカラダ作りは、オンシーズン・オフシーズン関係無く、継続的かつ中長期的に取り組むことが必要です。
同時に、そのカラダを使える形に進化させていくトレーニング=機能性を高めるトレーニングも同じくらい大切です。
機能性を高めるトレーニング(Functional Traning ファンクショナルトレーニング)は、複合的な動作で多面的な要素を持ったトレーニングです。複雑なエクササイズを行えば、ファンクショナルトレーニングという訳ではありません。1つ1つの動作には、その目的と役割があり、それらが組み合わさって「運動」となります。
ある1つの動作が、十分に機能しない場合、カラダは無意識のうちに、他の動作がカバーすること(代償動作)で、全体的な運動として成り立たせようとします。その様な代償動作が繰り返されると、動作の悪い部位は固くなったり(硬化)、弱くなったり(弱化)していきます。
反対に代償動作をしている部位は、大きく動き過ぎたり(過可動)することで、疲労しやすくなったり、関連する関節に無理な負担も生じてくることもあるでしょう。
そのエラーが生じている1つの動作を、複合的な動作の中から見極め、修正していくことで、全体的な動きの調和が取れて、本来自分が持っているパフォーマンスをしっかり発揮することが出来ます。
ただし、人によって骨格はかなり異なります。もちろん、姿勢も異なり、使われやすい筋肉も異なれば、動作全体が人によって異なります。
例えば、脚には能動的な役割を持った脚と受動的な役割をする脚があります。何気なく転がってきたボールを蹴る脚、それが能動的な脚。その際に片脚でバランスを保っているのが受動的な脚です。機能として右脚・左脚の役割が異なっているので、それぞれの機能性を把握してトレーニングすることも、ファンクショナルトレーニングでは大事なポイントとなります。
S-CHALLENGE オリジナルファンクショナルトレーニング
アクティブモビリティエクササイズ®︎ には2つの狙いがあります。
・重力や荷重、張力といった負荷が関節に加わった状態でスムーズな可動が行えるようになる
・動作に関係する筋肉が動かせる状態にないとスムーズな動作は出来ないので、該当する筋肉を狙って活性化(アクティベーション)する
アクティブモビリティエクササイズ®︎を行うことで、各関節を連動させて動かせる準備が整います。
姿勢、バランス、および身体全体の不均衡や誤った動きのパターン、機能的ではない関節の連鎖性などの原因を評価および特定して、動作を修正していきます。
コレクティブムーブメント®︎エクササイズを行うことで、関節や筋肉に負担の少ない動作が行えるようになり、運動における障害発生リスクを軽減させ、日常生活の質を向上させます。
動作に関与する筋肉群や複数の関節全体を「セグメント」と捉え、全面的に活性化を促すトレーニングを「セグメントアクティベーション®︎」と言います。
アクティブモビリティエクササイズ®︎やコレクティブムーブメント®︎エクササイズの発展系エクササイズ(プログレッションエクササイズ)という位置づけになります。
関節の機能的構造に則した動作を洗練させ、運動パフォーマンスを効率よく高めるためのトレーニングです。
通常のファンクショナルトレーニングは重力を負荷にしていますが、HIFT®︎(Hight Intensity Functional Training 高強度ファンクショナルトレーニング)では重力以外の負荷を加えます。
複数の方向からもたらされる負荷に対して、より複合的に身体全体を機能的にコントロールすることが重要になります。
例えば、自分の体重のコントロール(重力負荷=垂直方向)の他に、ダンベルをスイングし(重力負荷=遠心力)、レジスタンスバンドで体幹がローテーションしないように姿勢コントロール(張力=水平方向の負荷)するようなエクササイズでは、全身の筋肉や関節可動の調和性が必要となります。