2024年2月22日から3日間、山形県最上市で「第78回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会」が開催されました。今年も福井県の競技力向上対策本部によるスーパーアドバイザー事業の一環として、福井県アルペンスキー代表選手たちのコンディショニングサポートをさせていただきました。
アルペンスキー競技会会場となった山形・赤倉温泉スキー場は大会直前まで、かなり深刻な雪不足状態。2月から一般営業を中止して、様々な場所から雪をかき集めてダンプでコース内に雪を搬入してレースバーンを準備してくれました。
物凄い費用と人手がかかっているはずですし、本当に地元関係者の皆さんは大変ご尽力して頂いたと思います。ありがとうございました。
大会コースは本来の長さよりも非常に短くなり、スプリント勝負のレース展開になりましたが、滑落者が出るほどコース内は非常にハードなバーンに仕上がっていたので、出走順番の遅い選手でも後から上位に食い込める非常に見ごたえのあるレース展開でした。
通常アルペンスキーの大会は2本滑った合計タイムで競いますが、国スポの大会は1本勝負のレース。スタート時のウォームアップが取り分け重要です。特に今年は試合前のゲート練習やフリー滑走ができないので、滑ることによるウォームアップが全く出来ません。例年よりも更にスタート時のウォームアップの重要性が増した大会でした。
100分の1秒で順位が変わるかなりシビアなレース展開でしたが、スプリントレースの面白さも感じられて、終わってみたら素晴らしい大会になったと感じました。
コンディショニングサポートした福井県チームは、「成年女子B」カテゴリーの吉川選手が100分の4秒差で9位が最高位。8位以上が国スポ入賞ラインなので非常に僅差で入賞逃した結果となりましたが、本人は非常に清々しい表情をしていました。
国スポの大会結果は来年の出走順にも繋がりますので、参加選手たちは自分の出走順よりも1つでも上の順位を残せることがチーム強化に繋がります。福井県チームはレース参加16名中、10名の選手が出走順よりも良い着順でゴール出来たので、スタート前のウォームアップも上手く機能して、選手たちは良いパフォーマンスを発揮してくれました。
福井県チームからは来年の国スポサポートのご依頼を受けましたので、しっかりと準備させて、また来年選手たちのサポートをしたいと思います。
選手の皆さん、コーチ:関係者の皆様、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
福井県代表選手・リザルト
成年女子A
63位(48)牧野早峰選手
成年男子A
48位(80)布川凜旺選手
66位(41)石塚航史郎選手
成年男子B
24位(70)橋本阿門選手
32位(54)小嶋穗高選手
少年女子
17位(29)池見萌選手
21位(25)清水咲良選手
成年女子B
9位(39)吉川佳菜選手
成年男子C
70位(55)掃山誠人選手
71位(113)熊野直之選手
少年男子
92位(96)畑下悠真選手
115位(144)三谷駿人選手
135位(164)前田匡太選手
145位(63)一ノ本禅都選手
146位(129)加藤陽向選手
DNF(3)牧野櫂選手
福井県スキー連盟
https://www.ski-fukui.com/index.html
第 78 回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会
やまがた雪未来国スポ
https://kokuspo-ski2024.jp/
S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)