今シーズンも第61回全日本スキー技術選手権に出場した選手たちのコンディションサポートを行ってきました。「プログラムサポート」サービスを利用してスキーオフトレシーズンにフィジカルトレーニングのサポートをしている選手たちを中心とした「Team EZY 2024」。
今年のメンバーは、キャプテン・元ナショナルデモンストレーター水落亮太選手、同じく元ナショナルデモンストレーター兼子稔選手、ナショナルデモンストレーター太田好美選手、そして、SAJデモンストレーターの鈴木洋律選手、同じくSAJデモ頼光一太郎選手、SAJデモ伊東沙樹選手の計6名。
昨シーズン、デモンストレーター選考会にチャレンジした選手たちは全員デモ認定されたので、サポート選手は全員元デモか現役デモという、とてもレベルの高い選手たちのサポートをさせて頂きました。
スキー選手の大会サポートを始めて、もう30年以上になりますが、何度経験しても「技術選は本当に難しい」と感じています。一応、全日本ナショナルチームのサポートも20年程経験しているので、様々な国際大会のサポートもしてきていますが、技術選が一番難しく、サポートトレーナーとして体力的にも精神的にもかなりハードな大会と感じています。
昨年の技術選は、願っていた順位に届かなかった選手もいましたが、水落亮太選手が初日1位でスタートを切り、最終成績は5位。他の選手たちもかなり頑張った成績でしたが、今年の Team EZY 2024 はかなり厳しい戦いでした。
特に今年さらに強く感じたのは、ルスツのスノーコンディションの難しさ。過去にルスツで戦った選手たちは皆経験しているので、今年は1月に事前に練習に来たりしていましたが、その練習中にルスツの洗礼を受けて大けがしてしまった選手もいました。
体調は良いけど、滑りがかみ合わない選手。滑りのイメージは悪くないけど、古傷にやられてパワーが出せない選手などなど。特に今年の大会は点差がかなり僅差で同じ順位の選手が男女ともに沢山いました。
それだけ、選手たちは非常に僅差の争いをしていました。決勝進出出来なかった伊東沙樹選手も僅か1点差。2018年にルスツで開催された技術選も反省しきりだったことを思い出します。
しかし、勝った選手・活躍した選手たちは、少し評価もらえなかった種目があっても、耐えて耐えて、ここぞという場面では素晴らしいパフォーマンスを発揮していました。
年々、選手たちにとってタフな大会になっていると思うので、これからのオフシーズントレーニングの戦略もよりルスツ攻略を意識してトレーニングプランを考えていきます。
来年こそはサポート選手全員で最終日・スーパーファイナルにエントリー出来るようにサポートしていきます。Team EZY 2024 選手の皆さん、大変お疲れさまでした。また各選手を応援して頂いた皆様、ありがとうございました! 引き続き、選手たちの応援をよろしくお願いします!
最終リザルト
・太田好美選手 14位(スーパーファイナル)
・水落亮太選手 25位(スーパーファイナル)
・鈴木洋律選手 35位
・兼子稔選手 49位
・頼光一太郎選手 50位
・伊東沙樹選手 63位
S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)