今期スキーオフトレーシーズン3回目の日本体育大学スキー部のチームトレーニングサポート。今回は諸事情で女子アルペンスキーチームのみのトレーニングとなりました。

前半はフィールドで、モビリティエクササイズの動作チェックと、レジスタンスバンドを使ったファンクショナルトレーニングを実施。

アルペンスキー選手にとって高いトレーニング強度のフィジカルトレーニングは非常に重要です。高校生スキーヤーだとフィジカルが高い人と低い人の差が大きいので、フィジカルが高いことが非常に優位に働きます。
ただ、大学生だと殆どの選手達のフィジカルパフォーマンスが高いので、単にフィジカルが高いだけではレースリザルトに反映させることが難しくなってきます。

自分の持っているフィジカルをいかにスキーに正しくアウトプットできるか、動作性度の高さが非常に重要となります。イメージと実際の動作との差をしっかり認識し、修正トレーニングしてもらいました。

後半はトレーニングセンターに移動して現在提供しているストレングス・トレーニングプログラムのフォームチェックを実施。現在女子アルペンスキーチームに提供しているプログラムには2種類のストレングスプログラムがあります。

1つは筋肥大や筋力向上を目的としたトレーニングプログラム、もう一つは複合的動作をメインにして、関節の連鎖性を重視したストレングスプログラムがあります。

今回は前者のパワー重視のプログラムをチェックしたので、今回は関節連鎖性を重視したストレングスプログラムのフォームチェックを中心に行いました。今日前半の動作トレーニングで指摘した部分とリンクしているところも多かったと思うので、修正はしやすかったと思います。

次回のサポートは2週間後。来週新しいプログラムに更新するので、次回は新しいトレーニングプログラムに沿ってフォームチェックを中心に実施したいと思います。

夏休み期間まで、あと約1ヵ月。意外に短いスキー、オフトレ、シーズン、1日1日を大切にしっかりトレーニングしていきましょう!


S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)