駒沢公園で開催するスキーオフトレワークショップは今日がラスト。駒沢通りの銀杏がまさに黄金色に色づいていて晩秋の中、オフトレシーズンの仕上げには最高の天気の下、トレーニングすることが出来ました(スキーオフトレワークショップ自体は11/30にスタジオでの開催がラストです)。

今回のトレーニングテーマは「斜度適応姿勢を高めるファンクショナルトレーニング&階段アジリティ」。すでにシーズンインされている方も数名いらっしゃいましたが、滑りで得られた課題を再度チェック&修正する機会にもなりました。
これから初滑りを向かえる皆さんには、斜面へのカラダの適応調整ということで、オフシーズンにトレーニングしてきたことを、斜面に対して最適化できるかを確認して頂けたと思います。
スキー滑走では斜度や外力に合わせて多面的に身体をコントロールする必要があります。特にロングターンのターンマキシマムでは、正しい外向傾姿勢と荷重ポジションがとても重要です。今回のワークショップでは、平地でのエクササイズから階段の斜度を利用したエクササイズへと、段階的に難易度を上げながら、トレーニングしてもらいました。
階段を使ったフェイズでは、ターン時に必要な「外向傾姿勢」と「外向傾動作」をチェック&トレーニング。ターンでは、自分から無理にアクションを起こすよりも、外からの力を受け止める「受け身の動作」に適応した脚の使い方が求められます。ターンスピードが上がるほど、筋肉を伸ばしながら力を発揮する“エクセントリック”な大切。

さらに動きの中で、より動作精度高く「外向傾姿勢」を保ちながら、素早くエキセントリックな「外向傾動作」ができるようにラダーと階段の段差を組み合わせたトレーニングを行いました。
左右交互にトレーニングすると、やはり雪上パフォーマンスで生じやすいエラー動作も出現。少し運動量多めになりましたが、繰り返し反復して頂き、斜度適応の感覚を味方につけていただきました。
今季のスキーオフトレワークショップも残り1回。シーズン中のコンディショントレーニングのベースとなる自重エクササイズのフォームチェックや片脚支持バランスの肝になる中殿筋と小殿筋の使い分けトレーニングなど実施します。そして、終了後は「オフトレシーズンご苦労様でした&シーズンに向けて頑張っていこう!懇親会」を開催です。
ご参加頂いた皆様、今回もありがとうございました!
※次回以降の「スキーオフトレワークショップ」のスケジュールはこちら
https://www.s-challenge.com/workshop/
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
アルペンスキー選手やプロスノーアスリート、スポーツ好きの社会人クライアントへ、個別のトレーニングプログラム作成サービスを展開し、パフォーマンス向上をサポート。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)