活動レポ:全日本スキー技術選手権大会・選手サポート@白馬

3年ぶりに八方尾根スキー場で日本一上手いスキーヤーを決める大会、「全日本スキー技術選手権大会」が開催されました。

2022 03 04 10.27.18 2

今回はプログラムサポートしている水落亮太選手、兼子稔選手、鈴木洋律選手、頼光一太郎選手、蜂谷友寛選手、伊東沙樹選手、計6名の選手たちのコンディショニングをサポート。

主にスタート前のアクティベーションやカラダのアジャストメント、滑走後のコンディショントレーニング、翌日に向けてのボディメンテナンスと3つのフェイズを大会スケジュールに合わせて行いました。

2022 03 02 15.49.27 2

技術選は各大会毎に設定されている種目が異なり、さらに予選・決勝などのステージも大会によって変わるので、天候や選手のコンディションも含め、常に情報収集と戦略や調整が求められます。

2022 03 03 09.17.51 2

特にこの時期の八方尾根スキー場は、本当に天候が安定しません。今回も大会バーンの変更やキャンセルなどもありました。スタートエリアの変更により、1つの種目で3回もウォームアップスペースの設置をし直したりしました。

2022 03 03 09.37.20 2

足掛け約30年ほど技術選のサポートをしていますが、本当に毎回いろんな課題をつきつけられます。ただ今年は事前に予備の大会バーンが事前告知されていて、目まぐるしい天候の変化があった割には、大変スムーズに大会運営されました。地元の八方尾根スキースクールの皆さんはじめ、すべての大会関係者のご尽力だと思います。ありがとうございました。

サポートした「Team Ezy」6名の選手ですが、水落亮太選手、兼子稔選手、鈴木洋律選手の3名は高得点をコンスタントにマークして、予選→決勝→スーパーファイナルへ進出。昨年は水落亮太選手しかSFに進めなかったので、かなり嬉しかったです!

2022 03 03 10.47.16 2

紅一点・伊東沙樹選手は朝イチ・1番スタートのローテーションになったりかなり不運な状況も重なり力発揮出来ず。蜂谷友寛選手は不整地・小回りで8位になるなどパフォーマンスが発揮できた種目もあり、決勝に進みましたが58位。

初日から好調だった頼光一太郎選手は、途中までベストリザルト更新のポジションでしたが、決勝最終種目の不整地・小回りでバランスを崩してしまったようで46位。

最終日は事前に大荒れの予報が出ていたので大会バーンはウスバと名木山に変更されましたが、それでも強風やガスの影響もあり1種目キャンセルとなってしまいました。種目が減ると「1点」の重みが増してしまいます。特にフリー総括が得意な3選手にとってはとても残念な決定になってしまいました。

2022 03 05 09.57.01 2

結果、水落亮太選手が9位入賞、兼子稔選手がSF最終種目「小回り・急斜面・ナチュラル」で2位となり総合13位。入賞まであと4点、おしかった。鈴木洋律選手は大会前に発症した原因不明の肘痛に耐え続けた戦いでしたが、総合20位と奮闘してくれました。

色々新たな課題も生まれましたが、今年は疲労回復として輸入した「NORMATEC Plus」がかなりコンディションコントロールに有効だったかなと。高いお買い物でしたが、選手たちのリザルトを見て、導入して良かったと思いました。

IMG 7480

ここ数年、若い選手たちの台頭は凄いと思います。それだけ技術選も高いレベルのフィジカルパフォーマンスが求められるようになってきたのだと思います。単純に種目やバーンの設定だけでなく、温暖化の影響による天気やスノーコーンディションへの対応能力についても、今まで以上のフィジカルが求められていると考えています。

2022 03 04 15.47.01 2

40歳を超えているベテランアスリートのトレーニングサポートは、トレーナーとしても非常にやりがいがあります。来年は今年以上のリザルトで終われるように、また1年いろんな課題と向き合いながら、準備していきたいと思います。

2022 03 04 12.45.39 2

Team Ezy 6名の選手の皆さん、お疲れさまでした!
SNSを通じて応援していただいた皆様、応援ありがとうございました!

S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一

コメントする