出張が続いていたので、約2ヶ月ぶりのオフトレワークショップとなりました!
素晴らしい秋晴れの下、長野県や栃木県など遠方からも沢山ご参加頂きました。
今回のテーマは「アジリティブースト for SKIERS」。
まずは、ベーシックアジリティとスペシフィックアジリティという、2つのアジリティトレーニングの違いについて理解して頂きました。
「ベーシックアジリティ」とは、基本的なムーブメントの動作スピードを高めるアジリティトレーニングです。「スペシフィックアジリティ」とは選択反応が含まれ、競技特性が加味されたアジリティトレーニングです。それぞれ相互に関係をしているので、シーズンに近づいて来ているから、スペシフィックアジリティをトレーニングすれば良い、という訳ではありません。
ベーシックアジリティにおいても、「前後方向の重心移動はスムーズで左右方向が苦手」とか、「脚は素早く動かせるけど腕振りが素早く出来ない」とか、色々エラーポイントがあります。それらを修正・改善しないで、専門動作だけ意識しても十分なトレーニング効果を得ることは出来ません。
スペシフィックアジリティについても、スキーのフォームを真似るのでは無く、スキー動作に必要な「ムーブメント」を考えてトレーニングすることが非常に重要です。擬似的にスキー動作に似せたトレーニングを良く見かけますが、大事なのはスキー動作に必要なセグメント(ある動作に必要な関節と筋肉のグループ)が、必要な機能を発揮出来ているか、出力方向や動作パターンが適切か、が重要です。
参加者の皆さんからも、トレーニング中に色々と動作や機能を意識した質問を頂き、皆さんのレベルアップを非常に感じることが出来ました。
日体大・中大スキー部のアルペン選手たちも参加してくれて、レベルの高いワークショップになりました。
参加者の皆様、お疲れ様でした!
※次回以降の「SKIオフトレWorkshop」のスケジュールはこちら
https://www.s-challenge.com/workshop.html
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)