活動レポ:日本体育大学スキー部・トレーニングサポート 2022 #03 @深沢

今期3回目のチームトレーニングサポート
前半最初はエアロビックパフォーマンスを確認するために、シャトルランテスト。
今回の数値が個々の基準値なので、シーズンまでにどれだけ数値伸ばしていけるか。

そして、前半の後半は久々のバトルロープトレーニング。
バトルロープは単位時間あたりのエネルギー消費量が最も高いエクササイズなので、イコール「キツイ」です。

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最近、スキーヤーもバトルロープトレーニングしている選手増えましたが、映像見るとただやみくもに振っている人が多いと感じています。バトルロープエクササイズは本来体幹を強化するためのトレーニングとして行うファンクショナルトレーニングです。ロープによる「外乱」に対して、適切に姿勢を保持するための体幹機能を強化する目的で行うべきものなので、ただ腕に効いてしまうのはNG。

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今回は振り方のバリエーションの他に、ミニハードルを使用して重心移動を伴った高難易度エクササイズにチャレンジしてもらいました。

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後半はトレーニングセンターに場所を移動して、新しく提供したトレーニングプログラムのエクササイズフォームを確認。いくつかのエクササイズは通常のやり方と違う設定をしているものがあり、それらについてトレーニングフォームや反復方法の確認をしました。

同じエクササイズでも、トレーニング負荷の設定や反復の仕方を変えると、筋肉の成長を促したり、性能を向上させたり、パフォーマンスアップするポイントが変わります。

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一般に、高重量だと機械的刺激が得られ、細胞膜の炎症が起こります。高反復回数だと、筋肉の酸素濃度低下、ph濃度低下、クレアチンリン酸濃度低下などが起こり、筋肉に対して化学的な刺激が促進されます。

選手によって向上させたい能力は異なるので、同じトレーニングプログラムの中でも、個別性を重視して負荷の設定や反復回数、トレーニングのやり方等を変えていく事は必要です。

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夏休みまで、あと1ヶ月ちょっと。
意外とオフトレシーズンは短い。
ピッチ上げて強化していきます!

S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー 飯島庸一

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