岐阜県スキー連盟主催の「第2回優秀指導者養成事業(優秀指導者招聘事業)」に講師として参加させていただきました。
昨年夏にはオフシーズンのフィジカルトレーニングや成長や競技パフォーマンス向上のための栄養戦略に関する講習を担当させて頂きました。今回は郡上市高鷲にある「ダイナランドスキー場」で、「滑走前にパフォーマンスを最大化するウォームアップのノウハウ」に関するアプローチを行いました。
まず選手たちに、普段自分たちだけで行っているウォームアップを実施してもらいました。
その様子を観察した後、私から改善点を踏まえたウォームアップを指導。その後実際に滑走してもらい、指導されているスキー部の先生方に滑りの変化を確認していただきました。
ウォームアップで難しいのは「何をやるか」よりも「どのくらいしっかり動けば良いのか」という運動量の判断です。多くのアルペンスキー選手たちが陥りがちな課題です。
選手たちは「滑る前に動きすぎると疲れる」と考え、アップの運動量をセーブしがち。
しかし、適切な運動量でしっかり体を動かすことでパフォーマンスが最大化されることを理解すれば、1人でも効果的なウォームアップができるようになります。
「選手だけでアップする→私がリードしてアップしてもらう」、このサイクルを繰り返し、選手たちのセルフアクティベーションでもしっかりウォームアップが出来るように仕上げました。
そして、もう1つ膝関節損傷リスクを低減するためのトレーニング指導をリクエストされていたので、「スキーヤーの膝関節損傷予防:原因分析と統合的トレーニングアプローチ」というテーマで座学講習を実施しました。
- なぜスキーヤーは前十字靭帯を損傷しやすいのか
- 損傷メカニズムの科学的分析
- 予防のための統合的トレーニングアプローチ
他のスポーツと比較した場合、アルペンスキーでの怪我の発生率自体は突出して高いわけではありませんが、特に競技人生に大きく影響する前十字靭帯(ACL)損傷のリスクは高いので、発生原因とエビデンスに基づいた対処・解決法の理解を深めることは、非常に重要です。
3日間、実際の選手指導と座学講習を通じた障害予防と競技力向上の情報伝達をする機会を得られて、私としても非常に有意義で貴重な時間を過ごすことが出来ました。
岐阜県スキー連盟および高山工業高校スキー部の高橋先生・森本先生、飛騨高山高校スキー部の櫻田先生、飛騨神岡高校スキー部の松井先生には大変お世話になりました。
ありがとうございました。
また、実際の雪上サポートで一緒にウォームアップエクササイズを頑張ってくれた県連強化選手の皆さん、ありがとうございました。
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
社会人スキーヤー&社会人トレーニー向け|オーダーメイドプログラム・累計12,000プログラム配信|JSPO-AT/NASM-CES保有|Voicy公式パーソナリティ|動けるカラダづくり&怪我予防を徹底サポート!|X(旧Twitter)・Facebookページ・エスチャレンジニュースレターでトレーニング情報配信中!