夏休み期間があったため、前回のトレーニングサポートから少し時間が開いてしまいましたが、本日、オフトレ後期のチームトレーニングサポートを実施しました。

スキーシーズンが近づいてくると、あれもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけないと焦りが出てきます。しかし、選手たちも授業が始まり、使える時間にも限りはあるので「選択と集中」、解決しなければいけない課題を絞って取り組んでいくことが、スキーシーズンを迎えるにあたり重要なことだと考えています。

提供しているトレーニングプログラムは、男子アルペンチームと女子アルペンチームに分けて作成・提供しています。チーム全体のトレーニングの方向性はプログラミングで出していけますが、アルペンスキーは個人競技なので、チームのプログラムに選手個々の課題を反映させた「個別性」を加味していかないと、個々の課題解決・強化につながりません。

チームのトレーニングプログラムは、エクササイズの組み合わせがデザインされたもので、トレーニング環境や年間のトレーニングフェイズを軸に構成しています。トレーニング強度や、セット数・トレーニング方法などを個々の変数に調整することで、チームプログラムの中で個別性を加えたトレーニングが可能となります。
今日はストレングストレーニングをメインにアテンドしましたが、例えば、筋力をアップしたい人は、高負荷・低反復回数のトレーニングをおこない、必要なセット間インターバルも少し長くします。

もう少しシーズンまでに筋肉量を増やしたい選手は、トレーニングボリュームを増やすことが必須となるので、セット数を増やす、反復回数を増やす、あるいはディセンディングセットやドロップセットを取り込んでいく、といったボリューム調整が求められます。

今日のサポートでは、特にストレングストレーニングに対する「個別性」をどうアレンジしていけば良いのかを選手たちにレクチャーしながらトレーニングサポートを行いました。

次回のチームトレーニングサポートは10月中旬を予定。
さらに進化した選手たちに会えるのを楽しみにしています!
S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一

S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)