今季スキーオフトレシーズン最後のワークショップは芝斜面が利用できる都立武蔵野の森公園で開催しました。すでに初滑りされた方も数名いましたが、本格的なシーズンインは皆さんこれから。
今回のスキーオフトレワークショップでは、スムーズに雪上で高めてきたフィジカルをスキーに伝えられるように、外脚荷重の精度を高めるスキーヤーのためのファンクショナルトレーニングを行いました。
外脚荷重はスキー操作の基本中の基本。その動作精度が甘いと楽しいシーズンインを迎えることができません。外脚荷重の動作精度が高ければ、雪上での外脚エクササイズが非常に楽しくなります。
今回のスキーファンクショナルトレーニングのターゲットポイントは3つあります。
①外脚荷重のフォームに必要な体軸(クロス軸)を最適化する
柱や壁、今回はS-CHALLENGEオリジナルサスペンションツールを使用して、安定した外脚荷重フォームの習得を狙ってトレーニングしました。
②片脚での前方向の重心移動動作の洗練
今回のワークショップ参加者の皆さんはスキーの技術レベルが高く、ただ片脚でバランスをコントロールするということは簡単に出来ています。雪上になるとスキー自体の滑走性により、カラダが遅れるエラーが生じやすくなります。従って、片脚支持の状態で、体軸を前に移動させて、踵荷重を減らす動作コントロール能力が必要となります。
③斜面における片脚支持バランスの能力を高める
フラットなサーフェイスでトレーニングした内容を斜面でおこなって再度チェック。プラス、ターンムーブメントの中で、トレーニングした動作をフィットさせ、斜度への適応能力を高めてもらいました。
今回のスキーファンクショナルトレーニングで各参加者において反応が良かったエクササイズは、即雪上トレーニング前のウォームアップバリエーションに組み入れてください、とアドバイスさせていただきました。外脚荷重の動作精度が上がると雪上トレーニングがもっと楽しくなりますし、より質の高いターン動作が出来るようになります。
良いコンディションでシーズンインできるように、最終調整頑張って下さい。
参加者の皆様、寒い中ご参加いただきありがとうございました!
※12月・1月に水落亮太選手や兼子稔選手とのコラボ雪上ワークショップ開催します。スケジュールはこちら
https://www.s-challenge.com/workshop/
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)