活動レポ:日本体育大学スキー部・トレーニングサポート 7 @深沢

定期的にトレーニングプログラムを配信している日本体育大学スキー部のチームトレーニングサポートを実施しました。

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コロナ禍で利用時間が限定されている日体大のトレーニングセンターですが、今回2コマ枠をスキー部専用に使えることになりました。普段は短時間で全面的なトレーニングが行えるように作成しているトレーニングプログラムを実施していますが、いつもより時間的に余裕があるので、少し動作の精度向上を目指したトレーニング、そしてトレーニング強度+難易度の高いエクササイズを実施しました。

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ストレングストレーニングの目的は筋肉量の増量・筋力アップですが、スキーヤーはスキーの性能をより引き出すためのパフォーマンス向上も重要です。具体的にはカラダの軸線をコントロールし、カラダの使い方や荷重の仕方を自在に調整出来るようにすることです。

アルペンスキー選手で重要な軸線は2つ。前から見てカラダの中心を通る「正中線」と肩と対側の股関節(脚)を結ぶ「クロス軸線」です。軸線には2つの役割があり、カラダを支え力を発揮するための「力学的支柱」の役割と回旋動作の軸になる「回旋軸」の役割があります。

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ストレングストレーニングでも、この2つの軸線を意識して使い分け、コントロールしてトレーニングすることが、スキーパフォーマンスに繋がります。ウエイトリフターになる訳ではないので、挙上重量をパフォーマンスのすべての指標にしてしまうのは勿体ないのです(もちろん高重量を扱えるようになること自体はとても良いことです)。

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アシンメトリーで負荷を加えて、ファンクショナルなトレーニング内容もストレングストレーニングの中に入れて、トレーニングしてもらいました。

やはり今回のように2枠(50分×2コマ)くらい使えると、色々なトレーニングが出来て良いのですが、今回は偶然確保出来た、とても貴重な時間でした。

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今回のトレーニング内容を普段のトレーニングの中に落とし込んで、より質の高いトレーニングを継続していけるように頑張ってほしいと思います。

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日本体育大学 学友会スキー部 雪桜会
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S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一

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