筋力トレーニング、実は色々なトレーニングの中で非常に難しい部類のトレーニングです。「正しいフォーム」で筋トレをすることは、単に筋力や筋肥大の効果が得られるだけでなく、「身体操作性:ボディコントロール」の能力が高まります。

滑っている時に、どこの筋肉を意識すればよりターンの質を向上出来るのか、機能的動作トレーニング(ファンクショナルトレーニング)でも動作の質を高めることが出来ますが、ベースとなる筋力トレーニングのフォームが機能解剖的に適切なフォームになっていないと、効果は半減してしまいます。

約30年、スキーオフトレワークショップを継続的に開催してきましたが、トレーニング道具の問題で筋力トレーニングのみにフォーカスしたワークショップは開催していませんでした。

今回、このワークショップのために、約100kgのダンベルを購入してみました。
筋トレはあまりにもポピュラーだからこそ、意外に正しい知識で出来ているスキーヤーが少ないと感じています。特に社会人スキーヤーの皆さん。YouTubeの雑多な情報をかき集めても、なかなか「正しいフォーム」を手にいれることは難しいでしょう。
オフトレシーズンの序盤、正しい筋トレの知識やトレーニングフォームをマスターすれば、今季のスキーオフトレシーズンのトレーニング効果はかなり変わります。今回参加された皆さんは、誇大な言い方かもしれませんが、一生もののオフトレノウハウを身につけたと言えます。

様々なフィジカルトレーニングの中で、フォームの差がトレーニング効果の差に最も大きく影響するのが筋力トレーニングです。
今回は「基礎編」ということで、ダンベルベースでごく基本的なエクササイズを中心に行いましたが、バーベルやマシントレーニングにも応用出来ます。夏の時期には「応用編」も開催予定です。残念ながら今回のワークショップに参加できなかった方は、是非、応用編にご参加ください。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
※次回以降の「スキーオフトレワークショップ」のスケジュールはこちら
https://www.s-challenge.com/workshop/

S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
アルペンスキー選手やプロスノーアスリート、スポーツ好きの社会人クライアントへ、個別のトレーニングプログラム作成サービスを展開し、パフォーマンス向上をサポート。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)