今回のスキーオフトレワークショップは、ファンクショナルトレーニングベースの専門トレーニングではなく、スキーヤーに求められるアジリティトレーニングにフォーカスして、色々なトレーニングバリエーションにチャレンジしていただきました。
スキーヤーに求められるのは、マーカーを使った単純なアジリティではなく、「選択反応」の速さが非常に重要です。「選択反応」というのは、眼から情報を認知(Input インプット)→素早い重心移動(Movement ムーブメント)→素早く的確な連動したターン動作(Output アウトプット)になります。
筋収縮の速さや単純動作の素早さのパフォーマンスも大事なのですが、情報収集→神経伝達系を含めたユニットでのトレーニングは、より雪上パフォーマンスを向上させます。
雪面やゲート、コブの状況を瞬時に判断する能力と自分の重心を然るべき位置に「素早く&正確に」移動させることが、切り替え動作を素早くするためには必要不可欠で、同じ動作を繰り返すラダーやマーカーを使った単純なアジリティトレーニングでは、十分に鍛えることが出来ません。
今回のスキーオフトレワークショップでは、選択反応のテストを実施した上で、ラダーを使って基本姿勢を見直すために「素早くすごくためのファンダメンタルポジショントレーニング」、アジリティスラッツを使用して「自宅や公園でも出来るベーシックムーブメントトレーニング」、S-CHALLENGEオリジナルアイテムのStepwork®︎ ステップワークディスクを使用した「選択反応のパフォーマンスを高めるアドバンスムーブメントトレーニング」の3ステップで実施しました。
Stepwork®︎ ステップワークを使ったトレーニングは、殆どの参加者の方が初めてだったので、最初はかなり手こずっている感じがありましたが、後半はかなり素早く反応出来るようになっていました。
通常、アジリティトレーニングにはパフォーマンス改善の即効性はないのですが、選択反応のトレーニングは、ちゃんと手順踏んでトレーニングすれば、その場でトレーニング効果を実感出来ます。最後の反応テストもワークショップ開始時より、皆さんタイムが大きく改善されていて、こちらも大変うれしかったです!
今回も各地より沢山の方にご参加頂き、満員での開催となりました!
途中、予報にない降雨もありましたが、皆さんのご協力で最後まで無事開催出来ました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!
S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一
※次回以降の「SKIオフトレWorkshop&WEBセミナー」のスケジュールはこちら
https://www.s-challenge.com/workshop/
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)