今回の日本体育大学スキー部のチームトレーニングサポートはフィールドトレーニングの動作精度を高めるためにディレイモニターを活用して、その場で自らの動作とイメージの差異をチェックしながら、繰り返し修正トレーニングを行うフィードバックを増やして実施しました。
スキーのオフトレでは、ストレングスやエアロビックパワーなど基礎的なフィジカルパフォーマンスを高めることも大切ですが、培ったフィジカルパフォーマンスのアウトプット精度を高めるトレーニングも重要です。
大学生選手はフィジカル的にはかなり高いレベルにあるので、いまあるフィジカルの動作精度を高めるトレーニングや機能的動作を洗練させるトレーニングの方が、得られるベネフィットは大きいし、トレーニングに費やしている時間効率も良いと思います。
高校生も筋力アップや持久力向上といった基礎的なフィジカルトレーニングの中に、動作の精度を意識するような場面を増やしていくと、アジリティやファンクショナルトレーニングといった複合関節運動でのカラダの使い方にも変化が出ると思います。
スキー選手としてスキーを楽しみ、充実したレースシーズンを過ごすためにも、カラダの使い方の巧さ=巧緻性を、オフシーズンの時期に伸ばしてあげたいと思います。
日本体育大学 学友会スキー部 雪桜会
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S-CHALLENGE Training Program Works
代表/フィジカルトレーナー
飯島庸一
S-CHALLENGE Training Program Works 代表/フィジカルトレーナー
ファンクショナルトレーニングと筋力トレーニングを統合したトレーニングメソッドで、アスリートやスポーツ大好きな社会人クライアントの動作と機能を高めるサポートを展開。日本スポーツ協会 公認アスレチックトレーナー(JSPO-AT)、全米スポーツ医学アカデミー 公認コレクティブエクササイズスペシャリスト(NASM-CES)